残暑なんて生易しいものではない日々が続いておりますが、
外仕事の皆様は、みんな同じ環境で働いているのだと自分を鼓舞し
毎日精進しております。
本日の作業内容は・・・午前にアメシロの消毒をやり、
並行して、クレーンで持ち上がらない巨石に、削岩機で穴を沢山あけました。
いつもながら、ハードな日々です。
消毒液を少し濃いめに作ったので、面白いくらい毛虫が落ちてきました。
でも、人間の目にもすごく沁みて、痛いです。(ゴーグルが曇るのでつい外してしまいます)
気が付けばもう6月になり、梅雨です。というか台風で大荒れです。
今日は、特殊伐採予定の大木のお祓いを行いました。
伐採作業の場所が墓地である為、ご住職にお経を上げて頂き、施主様と出席致しました。
大木の赤松は30mはありそうです。数本の伐採木の中には立ち枯れしているものもあり、
難易度は相当高いです。
伐採後の材木の搬出もなかなかの量と、運搬経路も車が入れない為、数日かかります。
山間部の墓地は、周囲に高い木がよくありますが、昨日のように台風等の強風で枝が折れてしまい、
墓石の倒壊を招くことが多々あります。
こちらのお施主様も、そういった不安を次の代の方へ持ち越さぬよう、ご自身の代で決着するべく、ご相談いただきました。
施工業者が安全に作業するのは当たり前ですが、その前にはやはり、
しかるべき、宮司さんやご住職にお祓いやご祈念をお願いするのが、安全に作業する為に、大切な事だと考えます。
本日のお祓いに出席して、改めて自然への畏怖と尊敬を感じました。
作業の前に養生や準備があるのですが、気を張って作業したいと思います。
20年前に施工された、木製のデッキとパーゴラを、
人工木のデッキとアルミ製のテラス屋根へ交換する仕事に携わらせていただきました。
ビフォーです。
20年前の当時は、レッドシダーの大きなデッキは、エクステリア業界でも先進的でした。
パーゴラもセットで蔓バラを楽しむのも流行だったと思います。
ですが木材の耐久性は、やはり10年ぐらいで痛みが生じるのが現実です。
アフターです。
こちらのお庭はデッキのサイズを減築し、錆御影タイルテラスを設け、
木製パーゴラからアルミ製のテラス屋根に変更し、雨も気にならない空間としました。
これであと30年は交換の必要は無いと思います。
最近のエクステリア資材はすごく良くなっており、耐久性もデザイン性も優れてきたと思います。
価格はそれ相応ですが、コスパを考えると納得です。
弊社でも、全てのエクステリアメーカーを扱っておりますので、お気軽にご相談ください。
9月から開始し、途中お時間をいただきながら、どうにか雪の降る前に完工した工事です。
こちらのお宅は ・・・蔵の街・・・ 須坂市にございます。
蔵の街というくらいですので市内には蔵があるお宅は多いようです。
こちらのお宅も近年に蔵を直されたようで
漆喰の壁と屋根瓦の様にインスパイアされたのが庭の設計の軸になりました。
1期工事で玄関側の前庭と外構工事を施工させていただき、その際に玄関前より移動させた
巨石を4枚に割り、石橋と屋敷土塀の石積みに使用した大迫力の工事です。
’’ずっと古くからそこにあったような’’ を目指して庭を考えましたので
背景になる土塀は、壁の厚みが40cm超えの屋敷土塀で、石積みと土塀には勾配をかけてあり、
瓦屋根の下も木ではなく土です。
あえて、荒壁の感じに留め、割れやあばたもそのままです。
庭の構成は回遊式庭園で、敷地内を移動する園路は真砂土洗出し舗装とし
お孫さんたちが庭を楽しめるよう、石橋や自然石の上を歩くアクティビティのようなルートも設けました。
植栽はモミジや枝垂桜などの落葉樹が主体で、下草も豊富に植えました。
地被は杉苔、ハイ苔。砂苔を混植し深い緑の世界を。
その他にも説明したい点があるのですが、残念なことに落葉してしまった上、雪も積もってしまったので
また、来春の若葉の頃、動画とか撮り、色々お伝えしたいです。
最後に、今年も一年無事過ごせた事、色々な方との出会い、そして全力で自由な仕事を賜り、感謝しかありません。
本当に充実した年になりました。来年も良い風が皆様にも私共にも吹きますよう願っております。
ありがとうございました。 2022年12月27日 篠ノ井造園 村原 晃
更新をサボっておりました‥‥2022年上半期は、渋い仕事をお任せいただき、
例のごとく、お客様をお待たせし大変申し訳なく反省しております。
今回は、とりあえず、お盆休み前に完工していた工事の写真だけ載せておきます。
一件目は Rock門柱と沢山の木を嫁がせていただいたお宅です。
斜に流れた枝ぶりのサルスベリの幹と花。石積みの門柱に影を残す感じがRockです。
足元の茶系の石もすごくハマッて良い感じ。
二件目のお宅はガラッと変わって、苔と木で魅せる前庭(玄関前)です。
石と木と苔。園路は真砂土洗出しに。
深さと静けさが、樹木の生長と共に感じられるように・・・・
作為が出来る限り消えるように・・・・・外して、引いて・・・・
真夏の植栽でした。
#石積みなら篠ノ井造園
#苔庭は篠ノ井造園
#信州の園丁 篠ノ井造園です。
’’自分たちに出来る事から始めよう’’ ということで、
弊社が取り組んでいるSDGSは
木の枝葉のゴミを可能な限り減らし、再利用するという取り組みを行っております。
太い幹は薪や炭にし、細かい枝葉は粉砕処理して土に混ぜ込み良質土へ循環させてます。
そもそも、SDGSへの取り組みが何故今になってしまったか?
答えは簡単です。SDGSはお金と時間がかかるからです。
一手間掛ける時間、それに伴う費用は、弊社のような小さい所には難しいのが現実だと思います。
未来の為にというと、格好つけすぎだし、色々自己満足かもしれませんが、
それでも、少しでもやっていれば違うのかな・・・との思いからです。
粉砕処理は大変ですが、必ず良質な土になります。
何年かしたら、美味しい作物も作れる予定です。