月別アーカイブ: 2020年1月

三和土と版築土塀

2020年最初の仕事は、三和土と版築土塀と畑の整備を施工させて頂いています。

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三和土 とは昔の家の玄関でよく見かけた、土の舗装です。

地元の土と石灰を混ぜひたすら叩き続けるのですが、まーーーー大変な作業です。

土をふるい、添加物を混ぜ込み、叩き続けます。材料の土を作るだけでも、コンクリートの3倍は大変な上、気も使います。

ですが・・・・非常にイイです。見た目の色合いや質感もよいのですが、何より主張しない自然な感じ良いです。

そして、今回、テストピースを3回製作して施工している 版築土塀です。

応用で植栽桝を版築土塀で製作しています。

長野では土塀というと、木舞に土を塗りつけるのが一般的ですが

この版築土塀は、型枠の中に土を突き続け、層状に製作します。

版築土塀というと、有名なのは法隆寺の土塀ですが、世界中にある土塀の種類の一つです。

ほぼ三和土と同じ材料と施工方法なのですが、立体構造物であることと、

長野の凍害に耐える土壁にする為、テストピース作りも苦戦してようやく作業しています。

版築は養生期間が長いので、型枠が外れたらブログに載せます。

今回、をメインの材料にした理由として、

長野県では珍しくないのですが、敷地の一部が農地という地目だったことが一因です。

お施主様よりこのお話をいただいた際、ならばという感じでをメインの材料に選びました。

暖冬も手伝って仕事もはかっどって良いスタートです。

2020

毎年1月8日から仕事始めですが、今年は、自分だけ7日から動き出し、門松を下げに行ったりしました。

昨年末に嫁と息子と3人で自宅の正月飾りを初めて作りました。カッコよく言うとスワッグとかいうのかな?節止めの竹に笑い口、3段松と紅梅の梢、ツルウメモドキも少し。ごぼうじめの藁を丸めて巻いて完成です。でも飾ったのは物置の扉です。

展示場は3尺の門松をスタッフとこしらえました。

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自宅用の正月飾りの制作時、ごぼうじめの藁を綯いましたが、20年ぶりくらいかな~

出来るもんですね~、若かりし頃、門松作りの雑用担当だった自分でも~(笑)

勤めていた時はイヤでしたが、何事も経験と言いますか近くで見るだけでも有り難い事だったのかもしれません。

その頃、門松の制作をされていたおじいさんは、亡くなっておられますが時期になると思い出します。(結構面倒な爺さんでしたが今は感謝しています)

今年も始まりましたが、本日、早速お巡りさんのお世話にもなり、反省からのスタートと言うべきか、気を引き締めねばというべきですかね。

(一時停止を無視したようです。2点減点+罰金)イタイーーー

明日から今年一発目の工事に入ります、 ’’三和土と畑の整備ほか工事’’ です。こんな季節なので天候に左右されそうですが、粉骨砕身頑張ってまいります。宜しくお願い致します。