2020年最初の仕事は、三和土と版築土塀と畑の整備を施工させて頂いています。
三和土 とは昔の家の玄関でよく見かけた、土の舗装です。
地元の土と石灰を混ぜひたすら叩き続けるのですが、まーーーー大変な作業です。
土をふるい、添加物を混ぜ込み、叩き続けます。材料の土を作るだけでも、コンクリートの3倍は大変な上、気も使います。
ですが・・・・非常にイイです。見た目の色合いや質感もよいのですが、何より主張しない自然な感じ良いです。
そして、今回、テストピースを3回製作して施工している 版築土塀です。
応用で植栽桝を版築土塀で製作しています。
長野では土塀というと、木舞に土を塗りつけるのが一般的ですが
この版築土塀は、型枠の中に土を突き続け、層状に製作します。
版築土塀というと、有名なのは法隆寺の土塀ですが、世界中にある土塀の種類の一つです。
ほぼ三和土と同じ材料と施工方法なのですが、立体構造物であることと、
長野の凍害に耐える土壁にする為、テストピース作りも苦戦してようやく作業しています。
版築は養生期間が長いので、型枠が外れたらブログに載せます。
今回、土をメインの材料にした理由として、
長野県では珍しくないのですが、敷地の一部が農地という地目だったことが一因です。
お施主様よりこのお話をいただいた際、ならばという感じで土をメインの材料に選びました。
暖冬も手伝って仕事もはかっどって良いスタートです。