船を漕ぐ

 更新をさぼっていたので、季節はもう晩秋という感じです。剪定のハイシーズンで、腱鞘炎気味です。

 

平日は剪定、週末はその他のやらねばならない事を片付けて、もう今年もカウントダウン開始です。

 

9月に入れたチラシの盛況もあり、休みなく働いております。(笑)

 

先日、企業様から、新社屋設立に伴う植栽工事を依頼され、剪定の合間をぬって植栽行いました。

 

ビフォー

 

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アフター

 

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依頼された企業様は地域でも老舗の企業で私以外のスタッフはみんな知ってました。

植栽した場所は工場の前で、以前から鎮座していたカイズカイブキを撤去して、

’’信州に自生する雑木’’ をロックガーデンぽく植栽しました。すべて山取りの天然木です。

下草に秋の七草にある、フジバカマを選んで晩秋の信州を狙ってみました。

工場の無機質な背景が、逆に木を引き立てている気もします。

イー感じに治まりました。

次はこの最高級鉄平石を張ります。made in 信州産です。

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生活の仕方

 コロナは落ち着く様子もないですが、お陰様で自分の周りでは感染された人はいません。

我が家にも、高齢者が同居しているので不安はあります。そんな中、長年借りていた

植木置き場の土地を返却しなくてはならなくなり、春から土地を探すこと、ようやく見つかりました。

 

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かなり年季の入った古民家と土蔵3棟と畑がセットになった物件です。どうやらカイコさんをやっていたお宅らしく

自分の自宅より相当大きいです。

我が家から30分くらい山道を走るのですが、山に囲まれた静かな所です。置き場には良い場所が

見つかりました。と同時にここで住んでもいーなと思い始めました。

最近よく目にするワードで ’’デュアルライフ’’ というの見ます。

生活の拠点を複数持ち、

日常を楽しみ、変化を与える生活です。

コロナ渦の中、生活の仕方や場所も

考える機会ができたように思いました。

これから、仕事の合間に植木や石材の引っ越しです。またお休みなくなるなー。

雨の中でも

 連日の雨続きで、植木の剪定が遅れています。お待たせしているお客様大変申し訳ありません。

雨天でも可能な限り遅れを取り返そうと,剪定作業をしていたら、

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ハゼの木にかぶれてしまいました。ウルシ同様猛烈にかゆいです。薬のおかげでここまでにはなりましたが、まだまだかゆいーーーー。

 

お茶をやられてるお宅には、よくある樹種ですが、私にとっては天敵です。長袖シャツでもこのあり様です。

今年は大胆に枝を下ろしていただきたいとのご注文で、枝の切りくずが侵入したようです。

 

なぜ、この写真を載せたかというと、コロナの影響でキャンプや虫取りで山や森に入る方が増えているようなので注意喚起の意味で載せました。

森や高原には、ウルシやハゼ、などのかぶれる植物やマダニなど怖いやつもたくさんいますので、大変注意してください。ウルシに触れたりやマダニに刺されると痒ささは眠れない位酷いです。高熱が出る人もいます。

 

脅かすわけではありませんが、小さなお子さんも夏休みを控えておりますので、軽く考えず、服装や場所の選定にも注意しましょう。

庭であり、駐車場である

今回の工事は、お庭の一部を駐車場にする工事です。

ビフォーです

ビフォー

びふぉー2

 

アフターです

窪田邸

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今回の工事のテーマは、”庭と馴染む、庭で繋がる‘’です。

 

先代の庭の一部を改修する形で、駐車場を確保し、既存の石を使用して土留めを行いました。

駐車場部分は木曽石のゴロタ敷きで、庭と駐車場が一体の景色となるようデザインしました。

現場の地盤は砂地で、軟弱地盤でしたので、実は基礎砕石もゴロタ石が20㎝敷き詰められており、

見えない地面の中も色々てをいれました。

古くからの庭の雰囲気は残しながらも、新しい時代を表現したかったので木曽石のゴロタ部分は、

スリットを弓型に設け、規則的な寸法で地割を分割しました。

駐車場に車が止まっていない時は、庭を見ていただけるように、

平らな大判の木曽石をコンクリート土間の中へ据え、周囲を苔で囲みました

ゆくゆくは、苔目地でゴロタ敷きは仕上げたいです。

 

最近の傾向は先代の庭は全部壊して、駐車場とカーポートへの変更が大半ですが、

今回のように必要な個所や用途は改修しても引き継ぐべき景色は残したほうがのほうがイー気がします。

(こんなこと言うと仕事に支障をきたすかな?)

親子2代が庭で繋がるって素敵だと思います。これからもずっとこの庭を守ってほしいです。

土の良い所

材料として、あまり土を意識したことは無かったと思います。今までは・・・・年のせいかな~最近妙に気になります。質感・色・多様性・・・・

陶芸とか、いーなーと思いだしたのと並行してブームが来ています。

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先日完工した現場の、植栽マスを版築工法で制作しました。かなりアート感有りです。

 

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展示場の石積みの上に版築土塀を制作しました。こちらには笠も設けようと思っています。瓦か石材か検討中です。

版築はもう少し色の変化があったほうがよいのでは?と言う方もいますが、

自分は色幅のある土壁はあまり好みではありません。土の色と層状の表情だけのほうが好みです。

石積みもあえて面に拘らず成り行き感で積みました。

時間を作って、少しずつ展示場らしくしていきますので、近くに来られた皆様、お気軽にお立ちより下さい。

三和土と版築土塀

2020年最初の仕事は、三和土と版築土塀と畑の整備を施工させて頂いています。

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三和土 とは昔の家の玄関でよく見かけた、土の舗装です。

地元の土と石灰を混ぜひたすら叩き続けるのですが、まーーーー大変な作業です。

土をふるい、添加物を混ぜ込み、叩き続けます。材料の土を作るだけでも、コンクリートの3倍は大変な上、気も使います。

ですが・・・・非常にイイです。見た目の色合いや質感もよいのですが、何より主張しない自然な感じ良いです。

そして、今回、テストピースを3回製作して施工している 版築土塀です。

応用で植栽桝を版築土塀で製作しています。

長野では土塀というと、木舞に土を塗りつけるのが一般的ですが

この版築土塀は、型枠の中に土を突き続け、層状に製作します。

版築土塀というと、有名なのは法隆寺の土塀ですが、世界中にある土塀の種類の一つです。

ほぼ三和土と同じ材料と施工方法なのですが、立体構造物であることと、

長野の凍害に耐える土壁にする為、テストピース作りも苦戦してようやく作業しています。

版築は養生期間が長いので、型枠が外れたらブログに載せます。

今回、をメインの材料にした理由として、

長野県では珍しくないのですが、敷地の一部が農地という地目だったことが一因です。

お施主様よりこのお話をいただいた際、ならばという感じでをメインの材料に選びました。

暖冬も手伝って仕事もはかっどって良いスタートです。

2020

毎年1月8日から仕事始めですが、今年は、自分だけ7日から動き出し、門松を下げに行ったりしました。

昨年末に嫁と息子と3人で自宅の正月飾りを初めて作りました。カッコよく言うとスワッグとかいうのかな?節止めの竹に笑い口、3段松と紅梅の梢、ツルウメモドキも少し。ごぼうじめの藁を丸めて巻いて完成です。でも飾ったのは物置の扉です。

展示場は3尺の門松をスタッフとこしらえました。

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自宅用の正月飾りの制作時、ごぼうじめの藁を綯いましたが、20年ぶりくらいかな~

出来るもんですね~、若かりし頃、門松作りの雑用担当だった自分でも~(笑)

勤めていた時はイヤでしたが、何事も経験と言いますか近くで見るだけでも有り難い事だったのかもしれません。

その頃、門松の制作をされていたおじいさんは、亡くなっておられますが時期になると思い出します。(結構面倒な爺さんでしたが今は感謝しています)

今年も始まりましたが、本日、早速お巡りさんのお世話にもなり、反省からのスタートと言うべきか、気を引き締めねばというべきですかね。

(一時停止を無視したようです。2点減点+罰金)イタイーーー

明日から今年一発目の工事に入ります、 ’’三和土と畑の整備ほか工事’’ です。こんな季節なので天候に左右されそうですが、粉骨砕身頑張ってまいります。宜しくお願い致します。